2019年4月4日、ジャンプコミックプラスから「ルートエンド 8」が発売されました。ルートエンドの完結巻です。作者は中川海二氏のコミックです。
物語は超大雑把で説明しますと、「特殊清掃」を仕事とする「アウン」の社員・春野太慈の住む町で起こる「END」と呼ばれる連続猟奇殺人が発生しています。その事件に春野太慈を含む多くの人間が巻き込まれいきます。この事件の犯人とは?そして事件の真相とは?というのが作品内容となります。
最終巻にて犯人の真意とは?
この作品が完結するにいたって全ての物語も終結に向かいます。「END」の謎や、犯人の犯行の動機、主人公達の事件に対する決意などが静かに纏められていくのです。
最終話「終わりの始まり」のエピソードは必読です。賛否両論に別れたエピソードでしたが、「生きる」ということを見事に語った内容になっています。
追加エピソード、エピローグにて登場人物達にきちんとした結末を与えている。
本編ラストで「エンド」から「前に進む」ことが語られたのですが、追加エピソードにて作品で未消化だったキャラクター達にも、結末を与えています。それは読者である私達が知りたかった結末であり、この物語の持つ「END事件」の与えた傷痕がどれだけのものだったかが分かるエピソードになっています。
予想通り追加エピソードが入っていたので大変嬉しいです!!
中川海二先生本当にありがとうございます!!
このブログを見てくれた方も気が向いたら、この作品に目を通してみて下さい。
この作品独特のサスペンスと人間ドラマが展開されていきます。そこにあるテーマがこの作品をとても深い物にしています。
正直、人を選ぶ作品ですが読んで損はない面白さですので、是非!!
それではまた、ぶちでした。
ROUTE END 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 中川海二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/02
- メディア: Kindle版
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