「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」アニメ版を観ているでしょうか?
アニメ版は短い話数の中、見事に原作を再現し、主人公であるジョルノ達の任務の旅をテンポよく再現しています。
原作では155話で完結なので長い旅に感じますが、実際は9日間の旅なのをアニメだと実感できると思います。
その9日間の旅がスタンドバトル以上に胸にくるドラマが展開されるのです。
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」より
それぞれのキャラクターは孤独なる過去があり、それが故に人に対する思い、覚悟が圧倒的ドラマを生んでいるのです。
物語は!
主人公ジョルノはマフィアに正義を見いだし、ギャング組織「パッショーネ」のブチャラティの部下になります。
組織は麻薬を流している現実を知り、父親を麻薬が絡んだ事件で亡くしたブチャラティとともに組織の壊滅、ボスの正体を探し出すことを目的とし、ギャングの任務を行っていきます。
その任務は「ボスの娘トリッシユの護衛し、ボスの元へ届けること」で、裏切り者の「暗殺チーム」との戦いが始まります。
この作品の一番の魅力はキャラクター達が「信じられる道」を進むことです。
もちろんスタンドバトルは面白いのですが、
その戦いの中で見せる人間ドラマが素晴らしいのです。
主人公ジョルノは仲間のため、「覚悟」を見せます。
チームリーダーのブチャラティは自分の正義のための「覚悟」を持っています。
他のチームメンバーもそれぞれの「覚悟」を持ち前に進んでいくのです。
組織を裏切った「暗殺チーム」も各々の信念を持ち襲いかかってくるのです。
お互いに「覚悟」を決めた者達が命を賭けて戦いあうのが今作の魅力になっています。
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」より
そして任務を果たした時に待つものとは?
ジョルノやブチャラティが求める「正義」とはなんなのか?
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」より
この「黄金の風」はシリーズで一番、シビアな物語です。
それゆえに熱く胸にくるものがあります。
仲間、信念、決意、マフィアアニメとして観ても面白い作品です。
私自身、アニメ版で改めて感動してしまいました。
アニメ版を観ていない方は是非、観てみてください。原作同様の感動が待っています。
20年前の作品をアニメ化してくれた方々には本当に感謝しています。また作品を見直す機会をくれたのですから。
それではまた、ぶちでした。